ほーく

インビジブルのほーくのレビュー・感想・評価

インビジブル(2000年製作の映画)
3.3
ナイト・オブ・ザ・リビングデッドを
観れば
観る時
観ない時

うーん、なんでこんなフレーズを思い浮かべた?

【透明人間】
そのまんまです

邦題「インビジブル」

原題「Invisible」

評者   ほーく

評価   3

ひとこと いやあ、下世話な発想がよろしい。

<コメント>

 なんの脈絡もなく、女性の裸を登場させる有名監督のひとり、ポール・バーホーベンと、「フット・ルース」ではあんなにさわやか(?)な青年だったのに、どんどん変態性が増し、悪役ばかりが目立つ、ケヴィン・ベーコンの凶悪コンビが贈る、透明人間映画。

 よくもまあ、ここまで情けない且つ卑劣な手段で犯罪を犯す透明人間がいただろうか。いや、所詮透明人間程度ではこのあたりが関の山であったことを認識させてくれたと言うべきか。この映画、透明になる過程のCG描写が喧伝されており、確かに見栄えのする映像であったことは間違いない。しかし、その他にあまりにも目を向けていないのがありありである。あの研究所のハリボテ気味のセット、笑うしかない爆発シーン。迫力不足のクライマックス。いやあ、いらいらするケヴィン君の心理的背景はそれなりにSF的で、微妙に理系的なトリックで脱出を図るところなど、面白さとくだらなさのアンバランスが評価3に結びついたということにしておこう。
ほーく

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