幕のリア

エイリアンの幕のリアのレビュー・感想・評価

エイリアン(1979年製作の映画)
4.8
コヴエナント鑑賞ついでにファーストを久々に。

シガニー・ウィーバーは79年当時既に30歳。
その2年前の「アニーホール」がスクリーンデビューだとか。
180CMの長身に精悍な表情。
闘う女性映画というジャンルを確立した意味でも歴史的作品。

約40年前の作品。
船内美術と照明に対する隙の無さが徹底されており片時も飽きる事が無い。
SFホラーの雛形となる緊張と緩和の基本動作が心地良い。
改めて「コヴェナント」はともかく今年公開された「ライフ」に至るまで今作のフォーマットを改変出来る作品は出て来ていない事に気付く。

「コヴェナント」のオープニングタイトルまでも今作の踏襲であったとは。
名曲を生んだ伝説的なアーティストには、今風の新曲とかアンプラグドバージョンのライブなど不要。
出来るだけオリジナルに忠実にハートオブソウルを響かせてくれればいい。

金曜日観た「エレファントマン」から3日連続の知らぬ間にジョンハート。
どうやら憑かれたようなので迎えにいこうか。
出演作確認してみる。

ヌード雑誌を丸めての暴行、猫ちゃんの迫真の演技は、蓋し白眉。
名作には予想外のスパイスが潜むもの。
幕のリア

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