丸木

機動戦士ガンダム F91の丸木のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)
3.4
もはや戦争の煉獄

【時期】宇宙世紀0123年

逆襲のシャアが0093年なので30年後が舞台。
主人公が登場するガンダムF91は、モビルスーツの小型化を実現したフォーミュラ(Formula)計画のF9型1号機に由来するらしい。
“F”は新たな基準(Formula)を作る意味合いらしいが、戦う勢力の構図や展開などはファーストガンダムと似ている。
違うのは、今作の主人公は家族や仲間のサポートが手厚いこと。
今回の相手役はコスモ・バビロニアという名前からして滅びそうな新興国家。
主題歌のETERNAL WINDは名曲なので、2回流している。
BGMはスターウォーズっぽい。

他のガンダムシリーズに比べて、逃げ惑う人々や一般人に対する虐殺などを細かく描いてよく動くところに戦記物として職人技を感じる。
特に開始30分くらいは見応えがあった。
その後はいつものガンダムだった印象。

元々テレビシリーズ向けの企画を劇場公開したためか、やや駆け足気味に感じるが演出が良く話はまとまっている。
丸木

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