日本版シュヴァイツァー
【時期】1985〜90年代、2011年
【原作】さだまさしの歌「風に立つライオン」
【人物】柴田紘一郎
【出来事】第二次スーダン内戦(83〜2005年)
人と人との助け合いを直接的あるいは幸せを願うという形で描いている。
東日本大震災と絡めたことはエピソードとして盛り上がるものではあるが、起こってから日が浅く実話かフィクションなのかはっきりしない描き方でそこははっきり分けた方が良いと思う。
アフリカのガボンで医療従事したシュヴァイツァーの伝記や吃音を克服したエピソードなどが背景を固めていて良い。
讃美歌のアメイジング・グレイスが印象的に取り入れられている。
以下さだまさしの歌の歌詞。
あなたや日本を捨てた訳ではなく 僕は「現在(いま)」を生きることに思い上がりたくないのです。
【調べ物】
モデルとなった柴田紘一郎さんは映画より約10年ほど前に現地に入り、1973年に帰国されている。
ケニアでは大規模な戦争は起こっていないが、白昼堂々強盗が行われるほど治安は悪いらしい。
一方、作中少年兵が登場した隣国スーダンでは内戦が何度も起こり政治体制が未だ安定していない。