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13日の金曜日のKSatのレビュー・感想・評価

13日の金曜日(1980年製作の映画)
2.5
田舎って怖いよね、っていう普遍的な前提が根底にあり、最初の方で不気味なジジイが何かしらの警告をしてくるし、イチャつくカップルが割と始めの方で殺されるし、なんやかんやで女が生き残るあたり、今観るとベッタベタのベタなホラー映画。「スクリーム」や「ラストサマー」にも繋がる一連の流れの元祖として、良くも悪くも安心して観れる。

だが、殺人者の目線で迫っていく主観カットのオンパレードでもあり、そういう意味ではPOVの元祖の一つなのかもしれない。

伏線らしい伏線がなく(強いていうなら、手にはめられた指輪と車くらい)、雑な後半の展開には苦笑いするしかない。クライマックスではギャグのような格闘場面が延々続き、「自分は一体何を観ているのだろう」という気分になれる。

ただ、最後は...
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