オカルトも超常現象も全く信じないし、基本的にそっち系は下らないと思ってる派の人間だけど、スピルバーグの有名なSF作品なので一応押さえておこうと思って見てみました。
見てからわかったけど、ヴィルヌーヴ監督の「メッセージ」はこれと結構似てる。間違いなく本作の影響を受けてるだろうね。
狂人まがいの行動しか取らない主人公に、全体的にスローテンポで説明不足。盛り上がるシーンが自分の感覚だとひとつもなかった。何の目的で何がしたいのかが分からない、これが主人公にも政府側のアクションにも通じてしまうというのがネック。目的もわからないまま意味のわからない映像をひたすら見せられて何の興奮も得られず会敵(敵かは分からないけど)を試みる。これ聴いて「面白そう!」とはならないよね。
お母さん危機管理能力低くないか?自分があの状況だったら子供は肌身離さず抱き抱えるけどなぁ。最悪そこは妥協する。子供の無邪気がきっかけで連れて行かれたみたいな感じにも見えたし。個人的にそもそもこっちの子供が連れて行かれるプロットは必要だったのかを問いたい。本編中にこっちのプロットの必需性を全く感じなかった。
子供は可愛かったです。
結論、映像は良かった。まだ技術が発展途上だったこの頃にどうやってこの映像を撮ったのかはすごく気になった。それ以外は全く面白みを感じなかった。