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クレーヴの奥方のodyssのレビュー・感想・評価

クレーヴの奥方(1999年製作の映画)
2.5
【女優に難あり】

フランスはラファイエット夫人の古典的名作を、ポルトガルのオリヴェイラ監督が時代を現代に直して映画化したもの。 

話の進行は文字での説明にまかせ、画面は絵のような静謐さに満ちた独特の作風。しかし、肝心の心理劇がうまく表現されているかというと、疑問なしとしない。 

ヒロインは、マルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴの間に生まれたキアラ・マストロヤンニ。これが父親そっくりで、あの顔はラテン系の男としてはいいかも知れないが、女としてはイマイチじゃないかなあ。
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