あれ？もっとガッツリホラーを期待してたんだけど、思ってたより怖くないというか…。「エクソシスト」系の作品かと思ってたけどファンタジー要素も強い。
ポルターガイストが主人公一家に襲い掛かるという設定だが、何故彼らに襲い掛かるのかという事がそれが分かるのが結構お話進んでから。
「死霊館」シリーズの悪魔は最初から殺意むき出して襲い掛かるから分かりやすいけれどこの映画のポルターガイストは明確な理由がはっきりしないままなので物語の中でポルターガイストの立ち位置が宙に浮いたままストーリー進んでいっちゃう。
後半、それまでそんなに怖くなかったポルターガイストが帳尻合わせするかのようにホラーを畳みかけてくる。でもちゃんと怖いので良し。
お母さんが天井転げまわってるのとか画的なインパクト強い。
ホラーの導入としての「テレビの砂嵐」は不気味さを強めてる。
デヴィッド・クローネンバーグの「ヴィデオドローム」でも思ったけれどアナログテレビのざらついた感じとか砂嵐とか本当に気味悪く感じる。
ホラーとしてはかなりヌルめの印象。ファンタジー要素もあったりで子供向け作品なのかな？「夜遅くまでテレビ見てるとポルターガイストに連れていかれる」的な意味合いもあったり。
