ほーく

ランド・オブ・ザ・デッドのほーくのレビュー・感想・評価

ランド・オブ・ザ・デッド(2005年製作の映画)
3.6
御大が真面目につくるとこうなります。

さすが、ゾンビ映画界の第一人者、見せ方がよく分かっていらっしゃる。
その世紀末感は、北斗の拳かマッドマックスか。貧富の差、退廃的な富裕層、スラム、リーダー格のゾンビは、ツナギを着た大柄な禿頭の黒人。
そこには、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』から一貫してロメロが描いてきたアイロニーがある。

悪役の街の支配者カウフマンを演じたデニス・ホッパー、チョロ役のジョン・レグイザモ、狂言回しライリー役のサイモン・ベイカー等、抑揚の効いた好演。

後半は流石に延々とゾンビ大活躍シーンでダレるけれど、まあそういうジャンルだからやむ無しだ。
ほーく

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