ランド・オブ・ザ・デッドの作品情報・感想・評価・動画配信

「ランド・オブ・ザ・デッド」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

・ゾンビが蔓延した世界で生きていく人間たちの戦いと、欲深い人間の愚かさを描いたホラーゾンビ映画

・意思を持ったゾンビの存在感と悲壮感が素晴らしく、居場所を探して歩いていく姿が普通のゾンビ映画と違って物悲しかった

・グロ描写に気合入ってるし人はいっぱい死ぬが、主人公一味は案外生き残るかつハッピーエンドで良かった笑
搾取された者たちの反撃。
ゾンビを題材としたエンターテインメントして上質ながら、社会派な側面としても、階級社会を痛烈に皮肉った傑作。

エンタメ的な側面で言えば、ワクワクするような改造トラックにディストピアなストリート、何よりもキャラクターがそれぞれしっかり個性が出ていて素晴らしい。デニス・ホッパー御大にジョン・レグイザモ、アーシア・アルジェント(お父ちゃん繋がり??)という、渋めかつツボを抑えたキャスティングが最高。

そしてこんなにもゾンビ側を応援してしまう映画もそうそうないと思う。積み上げられていく仲間の屍に涙しながら、支配者の待ち受けるタワーへと。

怒りのまま社会の上層を打破できたとて、最後行き場を失ってしまうというのは、まさに人間社会を暗喩しているかのよう。
2005年 アメリカ ほら~~👻

ジョージ・A ・ ロメロ監督 脚本 !

北へ向かえな映画。
saya

sayaの感想・評価

4.0
"歩くゾンビ"と"走るゾンビ"のどちらが好きかで議論になると思うのですが、私はどちらも好きなタイプです。
"歩くゾンビ"って普通に逃げられそうな気がするのに、気づけば取り囲まれてしまっていて、じわじわと追いつめられていく様がたまらないですよね。
油断していると物陰から不意に現れるゾンビから不意打ちをくらったりして楽しいものです。
今作は20年ぶりにロメロがゾンビ映画に帰ってきたということで、当時大盛り上がりになった記憶があります。
ロメロのゾンビ映画は独特なキャラクターが多くて、感情移入しづらいこともあるのですが、今作はキャッチーなキャラも多くて性格が分かりやすいです。
前作『死霊のえじき』のバブに引き続き、今回も感情移入できるゾンビが出ているのも良いですね。
人間の横暴を見ていると、むしろゾンビ側を応援したくもなります。
興行的には失敗したみたいですけど、なかなか完成度の高い作品だと思います。
ノ

ノの感想・評価

3.5
3回目。

冒頭のラッパの音の抜け方からして、こりゃすごい作品では、、って感触ある。
私的ゾンビ映画ランキングTOP5には入る一本。

ゾンビ映画というものを確立させたロメロ御大の変わらぬ価値観と、その至適なアップデート具合。
キャラクターそれぞれの魅力と、レグイザモの好演。

花火に気を取られて頭吹っ飛ばされたことにも気づかないゾンビも革命的なリーダーがいればこんなに変わる。
花火とは、ゾンビとは、その社会とは。
どーせロメロ観るなら考えてみましょう、皆さん。

ゾンビモノを、ひいては映画を読解力を必要としない大衆娯楽とするか、知的エンタメとするかは、観る者次第。

なんて、おどかされてギャーギャー騒ぎながら観るのもこれまた正解。
二兎を得られる映画を私は愛します。
ジョージ・A・ロメロ監督作品


世界中にゾンビが蔓延した世界🧟
生き残ったペンシルベニア州ピッツバーグに防護フェンスで街を囲いゾンビの侵入を防いでいた
カウフマン(デニス・ホッバー)率いる高層ビルに住む富裕層とスラム街に住む貧民層とに別れていた
チョロ(ジョン・レグイザモ)はカウフマンの手下だが冷たくされたことで反旗を翻す
ライリー(サイモン・ベイカー)はゾンビのいない土地へと移住を考えているがカウフマンからチョロ殺害を命じられ苦悩する

そんな頃ゾンビの中に自我があるビッグ・ダディが現れゾンビ達を率いて川を渡ってフェンスを壊し侵入して来るのだった。。







以下ネタバレ


約20年振りにメガホンを取ったロメロのゾンビ作品📣🎬
自我があるゾンビが新鮮🧟
デニス・ホッパーの安定した悪役振り😁
Kaorin5

Kaorin5の感想・評価

3.7
ジョージ・A・ロメロ デッド・シリーズ 4/6

ロメロゾンビ初期三部作ではなく
これを入れて四部作とするべきって意見もあるようです。
ただ、前作から約20年たってからの作品なので、作風も随分と変わっています。

---世界は三層構造に
富裕層は超高層ビルで安泰な暮らしを送っていた。
貧困層はスラム暮らしをし、富裕層に物資を届けて生活する徴兵たち。
そんな中、ゾンビが大群となってビルに押し寄せてくる---

今作は、当時まだ若手っぽいイケメン俳優のサイモン・ベイカーや、
「ショーン・オブ・ザ・デッド」コンビのサイモン&エドガーがゾンビ役で出演していたり、ダリオの娘アーシア・アルジェントが超絶かわいかったりと、キャストもみどころ。
珍しく、人間サイドも愛せるキャラが出てきます。

作り込みクライマックスは、またも後半。
スプリングで首ビヨ~ン!頭打っても飛ばない不思議!
これグッズ化できるでしょ。楽しい!
今作では、とにかく首が伸び~る!

ゾンビが川を渡ってどんぶらこ
火を怖がる設定とかどこいったの?って感じだけど
そもそも知性ついて道具まで使い出しているので
進化したんだよって言われたらそれまで。
人類は火と道具を同時期くらいに使い出したって言われていますしね。

富裕層の高層ビルとスラム。そしてゾンビの逆襲。

そういえば2作目のドーンでも、ショッピングモール内で二階層構造の構図をよく使っていました。

相変わらずロメロ爺さんの説教臭さはありますが、格差社会における覇権主義批判、そしてゾンビ愛を感じるストーリーは、戦隊ヒーローもののような爽やかささえ感じました。

結構お金かかってると思うんですけれど…
この作品の興行収入がかんばしくなく、次作以降はハリウッド離れし、予算がガクーン下がります。

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビに支配された世界
富裕層が贅の限りを尽くして住むタワーにゾンビの集団が侵攻してくる!

ということで、ゾンビのパパことジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画。サイモン・ベイカーやデニス・ホッパーなど豪華俳優陣を揃えたり、重武装したトラック"デッド・リコニング号"の登場など、ロメロゾンビ作品の中でもかなりエンタメ性の強いです。
ただゾンビを通して"人間"を描くというロメロ節はご健在。
こんな世界になっても、人間は権力にしがみつき、格差社会を高層ビルという形で絵に見せるのには流石だと唸ってしまいます。
チョロがビルに住もうと必死になる姿は、イメージだけが膨れ上がったアメリカンドリームを叶えようとする人への愛おしさと切なさを体現させているように感じ、
デニス・ホッパー演じるカウフマンの憎たらしい金持ちは、正論を言うのですが、そこに人間への信頼がないあたり、どこか虚しいキャラだと思いました。

ゾンビの造形が良くて、数年経った世界のゾンビ腐りかけメイクがたまりません。もちろん"食事シーン"も強烈なものばかりで、これぞロメロゾンビ!(カメオで出てくるトム・サヴィーニが嬉しそうにゾンビで暴れてる姿は微笑ましい)

今作で一番注目すべきは知能ゾンビ"ビッグ・ダディ"
『死霊のえじき』のバブ進化形態とも言うべき"ビッグ・ダディ"は、死を悼むゾンビ。
そして、他のゾンビと手を取り合い困難に立ち向かっていく。
正しく"愛と勇気を兼ね備えた戦士"
なぜゾンビは手と手を取り合っているのに、人間は協力し合えないのか?
胸が苦しくなる展開でした。

苦言を呈すなら、ゾンビの驚かせ演技がワンパターンなのは時代遅れかなと。
この作品の1年前に『ドーン・オブ・ザ・デッド』ができたことで、ノロノロゾンビに人間が追い詰められるって描写にリアリティが薄くなってしまっているということが本音です。
実際、今作品では突然物陰から出てきて噛まれるってパターンが本当に多い。アウトブレイクから数年経った人たちの注意力と考えるとなんかな…と後半に行くほど思ってしまいます。
首無しゾンビ…と見せかけて?!という、遊び心のあるシーンがあったので、ああいうのをもっと拡大したロメロゾンビ映画が観たいです…!(もう叶わぬ夢ではあります。天国でゆっくり休んでください)

総じて、ゾンビを応援しちゃう不思議な映画。
花火はゾンビにとっても見惚れてしまう美しさがあることを再確認!
mia

miaの感想・評価

3.2
そこまで観たいゾンビ作品を考えて無かったので、とりあえずオブ・ザ・デッド系を観ようかなと。

ゾンビとしての知能がアップしてて武器を持ち始めたり壁を壊す時に頭使ってる。ガソリンスタンドで働いてたゾンビの戦略が凄い。こちらも〝ゾンビと共存〟的なエンド。
あと結構人肉食べるシーンが多くなってるから若干グロかった。ブルーレイだと余計に画質が良いから最近のと似てきた気がする(というか先だけど)。

【番外編】
特典の方がカオス

✔️ 未公開シーン 謎のガソリンスタンドの人のリア充シネ!!!感を出す叫び声

✔️ ゾンビ・オーディションで謎のダンスを観させられる

✔️ 人形の頭のエアモーターで血糊が出る仕組みになってるとか最初のビッグ・ダディが顔を踏んだのは脳が生きてて不憫に思ったから踏んだとか裏話がギッシリ
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