女性の結婚、仕事、生き方とは?と、(当時の流行りだったのかもしれないがそういう意味でも)ありがちといえばありがちなテーマにほんのわずか“ひと捻り”の展開を加味。その捻りが、ただでさえウェット気味な物語にさらに湿り気を加えている。
100分足らずで直線的な展開の中に、回想シーンがいくつも挟まれる(回想内でさらに回想が入ることも・・インセプションかよ)ので、一瞬いまいつだ?そして“現在”はいつだ?と戸惑うこともあり。
役柄的に笑顔が少ないいづみ嬢。回想シーンの三つ編みにセーラー服姿が素敵。しかし一部ドロドロ要素ありのこの話、彼女が主演だからこそ下品や陰湿にならずに済んだのかも。