トムトム

トラック野郎 望郷一番星のトムトムのレビュー・感想・評価

トラック野郎 望郷一番星(1976年製作の映画)
3.5
現在の整った脚本、社会に対する問題提起、ポリティカルコレクトネスのしっかりとした映画群は確かに素晴らしい。
が、たまにはこんな無茶苦茶な映画を見たくなる。

子供連れでトルコ風呂で一汗流しウンチ、勃起ネタをしつこい程に繰り返す。
当時人気の松鶴家千とせ、笑福亭鶴光、海原千里万里(若き日の上沼恵美子)をストーリー上意味もなく登場させ、挙げ句の果てにはハイセイコーまで特別出演。
このアナーキーさとカオス、下品なギャグとストレートな泣かせと爽快さ。
正に娯楽作とはこういう映画をいうのだろう。

今作のMVPは梅宮辰夫演じる北海道のトラック野郎 カムチャッカ。
そのガタイの説得力と冷凍室のバトルのバカバカしさは凄い。

オープニングのお決まりの積載量を取り締まる各地の警官。
今回は広島の警官 川谷拓三と室田日出男のガラの悪さは広島の人が怒っていいレベル。
トムトム

トムトム