てるる

駅馬車のてるるのレビュー・感想・評価

駅馬車(1939年製作の映画)
4.1
名前だけは知ってたけど手つかずだった。
フォロワーさんのレビューで気になって鑑賞。

これ完全にマッドマックス怒りの馬車ロードでしたわ。
アパッチ襲撃シーンはこの時代にどうやって撮影したの?てくらいド迫力。
この時代に生きてたらリピートしてたし応援上映行ってたわ🤣

でもそれ以外もちゃんと映画としての面白さが詰まってる。

駅馬車に乗り合わせるメンツも個性的で、その人間模様が面白い。

偶然乗り合わせた面々なので時に主張がぶつかり合ったり、疎ましく思っていたり。
それが死線をくぐりぬけた者同士の感情の変化がラストへ繋がっていく流れが最高です。

個人的な推しは名前間違えられる酒売りのおじいちゃん。
なんかめっちゃ可愛いw
それとコメディ担当のおバカな御者もお気に入り。

ちょっと苦手だったジョン・ウェインもめちゃくちゃカッコ良い!
お尋ね者だけど凄腕ガンマン。
アパッチ族襲撃時のアクションはまさにマックス!
街中での決闘は黒澤明の「用心棒」を彷彿とさせると思ったら、黒澤はジョン・フォード監督からめっちゃ影響受けてるんですね。

1939年の作品にして、現代に通じる映画文法が既に確立されてるのがスゴい。
その後の映画人たちに多くの影響を与えた不朽の名作。

アマプラで観られます!
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