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フェリスはある朝突然にのGijoeGoのレビュー・感想・評価

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)
3.5
2023年公開のTNMTニンジャタートルズを観てたら本作に触れてたので鑑賞。

大人になってから観たのでかなり調子のいい作品だなと感じた。
80年代の軽薄なノリの世界で何もかもルーズで適当。
それでいて金持ちでカリスマ性があるフェリスにムカつく。
若い時に観てたら憧れるのか。
だから地下で生活をしていたタートルズは憧れの目で観ていたのかと納得。

親が甘いのでつけ上がる。妹に感情移入するも結局兄に感化されてるし、唯一現実と向き合ったのがキャメロンというのが意外だった。
彼がいたからこの作品が締まったと思う。

校長がとことん道化になってるのはジョン・ヒューズ監督が脚本を書いたホームアローンの泥棒に重なるものがある。
学校をサボって1人で家を満喫してるのがフェリスとケビンが重なる。

たった9日学校をサボっただけで校長に目をつけられる息苦しさ。自由の国アメリカでも全体主義的な思想が蔓延してるのかと意外。

冒頭から第4の壁を破ってデッドプールみたいだなと思ってたらエンドロール後にデッドプールと同じ終わり方をしていて本作オマージュだったのかと最後まで観て良かった。
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