竜平

ロッカーズ ROCKERSの竜平のレビュー・感想・評価

ロッカーズ ROCKERS(2003年製作の映画)
4.0
今作の監督を務める陣内孝則本人の若かりし頃、当時所属していたバンドの実話などを基に描かれる笑いあり興奮ありの青春映画。

高校生の頃にハマって見まくってた個人的な思い出補正はあれど、今見ても充実の内容。これはバンドをやったことある人はまさしくだし、何か夢に向かって打ち込んだことがある人にも響くんじゃないかなぁなんて。とか言いつつも、描かれるのは共感とかドラマとかそーゆー堅苦しいものでは決してなく、とにかく「ノリ」重視の、深いこと考えずに見れちゃう青春模様。全編に渡っての博多弁がなんともいい感じだし、主人公を筆頭にやんちゃでちょっぴり不良な若者たちが終始バカバカしくて楽しい。見ていて気持ちのいいサクセスストーリー的な流れの中にも、プロを目指すことへの苦悩や葛藤もしっかり盛り込まれてたり。そしてそして熱いライブ模様がとにかく必見。にしてもキャストがみんな生き生きしてるなと。塚本高史、岡田義徳、佐藤隆太のトリオはこの時代に頻繁に目にしてたイメージ。そして不意に登場するゲスト出演的な脇役キャストたちの豪華なこと。監督自身もしれっと登場。

個人的なことを言えば今作は『ボヘミアン・ラプソディ』を見て急に思い立ち、久しぶりに鑑賞。なんとゆーか流れが似てたりするんだよねー。実話ベースと言いつつも、フィクション感も交えて娯楽作品として描かれる音楽映画はとても好き。
竜平

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