Yukiko

植村直己物語のYukikoのレビュー・感想・評価

植村直己物語(1986年製作の映画)
4.2
2022年12月14日   NHKBS放送
『植村直己物語』 1986年日本制作
監督、佐藤純彌。
他の監督作品に『男たちの大和」/YAMATO』
『人間の証明』がある。

冒険家の植村直己の人生を描いた映画。
植村直己役に、西田敏行さん。
妻の公子に、倍賞千恵子さんが出演。

植村直己(西田敏行)は明治大学卒業後、23歳の時、
アメリカのロサンゼルスに行き、その後、フランスヘ。
モンブラン単独登頂を試みるが、クレパスに落ち、断念。
モルジヌで、オリンピック男子滑降の金メダリストが
経営するスキー場に就職。
ここを拠点に登山活動をする。
1965年、明治大学の山岳部からの誘いで、ゴジュンバ・
カン登山に参加。 登頂を果たす。


1966年、モンブラン単独登頂。マッターホルン単独登頂。
同年、キリマンジャロ単独登頂。
1968年、南アメリカのアコンカグアに登頂。
1970年、エベレスト登頂成功。
同年、マッキンリー単独登頂。
これにより五大陸最高峰登頂、世界初。

それらの山への登頂のいきさつが映画で語られている。

1974年、公子と結婚。植村33歳の時。
同年、グリーンランド一周犬ぞり単独行。
1976年、1年半かけて成功。植村35歳の時。
同年、ソ連のエルブルス山(標高5642m)に登頂。
1978年、北極点犬ぞり単独行成功。
同年、グリーンランド縦断成功。

植村は、自身の夢を叶える為、その事に熱心。
集中している。
留守宅の妻公子さんにも、いろいろある。
一人で乗り切るのも大変だ。

1981年、冬期エベレスト、登頂断念。42歳。
同年、南極大陸横断、許可が下りずに断念。
「南極条約により個人的探検は認められない」

1984年、マッキンリー冬期単独登頂成功。43歳。
その後、消息不明。

この歌を思い出す。

<山男の歌>
娘さんよく聞けよ 山男にゃ惚れるなよ
山で吹かれりゃよ 若後家さんだよ
山で吹かれりゃよ 若後家さんだよ
娘さんよく聞けよ 山男の好物はよ
山の便りとよ 飯ごうのめしだよ
山の便りとよ 飯ごうのめしだよ
山男よく聞けよ 娘さんにゃ惚れるなよ
娘心はよ 山の天気よ
娘心はよ 山の天気よ



しかし、凄い体力だなぁ!!
白熊がテントに接近した場面、ハラハラした。
犬ぞりで子犬誕生には驚いた。
北極点に向かう場面、氷の大きな欠片ばかりの道、
それはそれは大変だったでしょう。
臨場感たっぷり! 丁寧な撮影。
Yukiko

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