おなべ

アキラ AKIRAのおなべのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
3.7
来たる『レディ プレイヤー1』に向けて初鑑賞。初お目見え!金田バイク!轟々と息を立てるエンジン音と見事なフォルム!総じてディティールの拘り具合が半端なく、ホントに製作1988年かよと思う程、繊細且つエンタメ性に富み、今まで観たことの無いような独特な世界観を確立したSFディストピア映画。加えて台詞も癖があって面白いし作画のクオリティの高さにも吃驚。鑑賞中も鑑賞後も何とも形容し難い感情になり…何となく《今敏》監督の作品を観た時に感じたものと似た感覚に陥った。

漫画版を観てないため一概に見解やメッセージなどを紐解くつもりはないけれど、少なくとも登場キャラ達の立ち位置と相関関係、目的、企み、及び結末などは一通り理解出来た。ナンバーズ【キヨコ・タカシ・マサル・アキラ】の年寄顔が不気味で仕方がなかった…。

NEO東京や東京オリンピックって全くの別物ではあるけど、折しも2020年東京オリンピックを控えた現代に通ずるものがあり、その未来と現代が少し重なった。
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