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スターマン/愛・宇宙はるかにのgogotakechangのレビュー・感想・評価

3.2
公開当時、「ジョン・カーペンター監督が『E.T.』みたいな映画を撮った」というので超期待して観に行った。中学生の頃だった。
こんなドンパチもなくモンスターも出てこない"愛"の物語なんぞ理解できるわけもなく、物凄く消化不良のまま劇場を後にした。
カーペンターはやはり『遊星からの物体X』だし『クリスティーン』だし、何より『ザ・フォッグ』だ!『ニューヨーク1997』だ!『ゴーストハンターズ』だ!!!
そうして、この作品は記憶の中から消し去られていた。

黒沢清監督の『散歩する侵略者』を見たとき、いろんな人のレビューの中にこの『スターマン』の名があった。
「そういえばそうかも...」と想い出したら、「今なら"愛"もわかるかも...」という欲が出て、ついDVDを借りてしまった。今のワタシは、あの頃のハナタレ小僧とは違う。酸いも甘いもかみ締めてきた深みのある人間である。今こそ『スターマン』の大きな"愛"というヤツを満喫してやろうではないか!

やっぱつまんなかった。

合わないね、この映画は、ワタシには。
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