gogotakechangさんの映画レビュー・感想・評価

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備忘録兼ねて書いてます。作品についてばかりは書いてません。いいね、フォロー、コメント、ご自由に。

映画(143)
ドラマ(0)

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.0

スピンオフとはいえ『スター・ウォーズ』シリーズともなれば観客のハードルはグンと高くなる。
『最後のジェダイ』のときも感じたが、そこそこオモシロイくらいでは、ファンは納得しないのだ。
そのせいかどうかわ
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.0

タイトルに"ギロチン"と名前がつく割には、作品の中でのギロチン社が意外に不甲斐なくて肩透かし。

後半のクライマックス、新人女優・木竜麻生と同じく新人俳優・寛一郎の破れかぶれな体当たり芝居に挟まれなが
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.5

ピアノの調律って奥が深いんだなぁ、という認識を持たせてくれる作品。ピアノがとても表現力豊かな楽器だということも、音とは波のことだということも、とても丁寧な作りで教えてくれる。
まるでビアノを買うとつい
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のみとり侍(2018年製作の映画)

3.3

なんか、全然エロく無い。
エロいの期待するじゃないですか、少しは。ねぇ?
エロくないならないでいいから、荒唐無稽で滑稽な春画みたいのを期待したんけど、それも肩透かし。
風間杜夫の蚤取り屋の主人は絶品だ
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変態家族 兄貴の嫁さん(1984年製作の映画)

3.4

周防正行監督の第一回監督作品ということ、それに全編に渡って小津安二郎監督にオマージュを捧げるような作りになってるということで、かなり前から名前だけは知っていた。
ついに拝見。しかも銀幕で拝めることがで
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.7

相手にわかってもらいたいという思いが募り過ぎると、つい自分の身の丈に合ってない言葉を発してしまったりする。
後で振り返ってみると、とても仰々しく芝居がかっていて、まるでコントのワンシーンのようで、穴が
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たまもの(2004年製作の映画)

4.1

林由美香目当てに足を運んだが、作品自体が素晴らしかった。

余計なセリフの全くない演出。更に、全く物言わない主人公。
ジトっとした港町のくたびれ果てた物語。
自分の存在を認めてくれる相手にすべてを捧げ
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息もできない(2008年製作の映画)

4.5

『あゝ、荒野』のヤン・イクチュン"バリカン健二"役がとても良かったので、監督までやってるこの作品に興味を覚えた。

タイトル通り『息もつけない』。

やり場のない怒り、常に何かを待っているのに何も変わ
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ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン(2013年製作の映画)

4.0

"Roses! Roses! Roses!"
と言いながら、ワタシは後追いの口である。

1997年、『Heavy Soul』Paul Weller, 『Tellin' Stories』The Cha
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.9

この作品中、警察とは名ばかりで、仮面の下はただのヤクザ。しかし、心のどっかでそれは感じていたのかもしれない。権力と暴力はどちらも庶民にとって大きな驚異だからである。

ヤクザの抗争は怪獣映画のバトルの
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Vision(2017年製作の映画)

4.0

私達は、とてつもなく大きなうねりの中で生きている。

1000年に一度の一大イベントに立ち会える奇跡が、自分の抱える過去の傷を癒やしてくれると信じ、人々は山に入る。

"1000年に一度"の奇跡は、山
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

何かを失うと、それまで保っていた気持ちの水位が下がってしまう。
どんなに高波が押し寄せても、渦潮がうねりをあげても、必ずもとの位置に戻ってきていたのに、今までたまにしか拝むことのできなかった、明らかに
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真昼の切り裂き魔(1984年製作の映画)

3.6

滝田洋二郎監督、ピンク映画のセオリー通り、濡れ場入れれば何やったって構わんでしょう?的なアプローチでシッカリとエグいの撮ってます。
ヒッチコック『サイコ』の超有名なシャワーシーンを、ガス・ヴァン・サン
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.1

なんにも知らされてないから、大人のことはよくわからない。

アタシは毎日が冒険で、親友のジャンシーと虹を見たり牛を見たり、楽しくって仕方ない。
もう一人の親友のスクーティーは、突然一緒に遊べなくなった
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

とても"センス・オブ・ワンダー"の漲る作品で、声優陣の豪華さも、日本文化に対するリスペクトもビシビシ感じて取れるのだが、ストップモーションアニメ臭はとても希薄だった。
言葉にしづらいのだが、ハンドメイ
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友罪(2017年製作の映画)

4.4

もうひとつの『ヘブンズ・ストーリー』

人が人を信じるとはどういうことなのか?
もし、自分の友人がそうだったら?

「想像するのよ!」
富田靖子の叫び声が聞こえてくる。

登場人物の全ては世間から白い
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.7

是枝監督が満を持して"切り札"を投入。

全く淀みなく流れる時間。

暖かい橙色に浮かび上がる縁側の"家族"
生活のため、形ばかりの"家族"を皆が演じながら、そこに絆が生まれる。優しさや思いやりの動機
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ぐしょ濡れ美容師 すけべな下半身(1998年製作の映画)

4.0

開巻早々から主人公たちは、事あるごとに"して"ばっかりいる。そりゃ成人映画、それも天下の新東宝作品なんだから当たり前ではある。

しかし、たった65分程度の時間の中で、豊穣な感情表現にシッカリと必然性
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.3

一人の男を取り合う3人の女たち。それをニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニングが演じているとすれば、自ずと期待も必要以上に高まるところなのだが、皆今ひとつ噛み合ってない。
全て必
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ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

3.8

大林宣彦監督は「どれだけ戦争をリアルに描いても本物に比べれば描き切れるものではない。ならば世の中で一番の大ウソ"平和"を映画というウソで描くことで、そのウソを"マコト"と信じる人が少しでも生まれれば良>>続きを読む

蝶の眠り(2017年製作の映画)

3.3

日本映画だと思ってたのに、セリフ、芝居、何もかもが"韓流"ってフィルターを通ってきてるみたいで、どこか宙に浮いてるような感じ。その中でキム・ジェウクの流暢に日本語を話す韓国の青年役が際立ってよかった。>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.6

「竹野内豊の正しい使い方を知りたかったら白石和彌監督に聞け!」と言わんばかりのハマりっぷり。
『彼女がその名を知らない鳥たち』でも人間性ゼロの最悪なヤツを、地なんじゃないか?と思うくらいにドンピシャで
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Oh Lucy!(2016年製作の映画)

3.8

ポスターからにじみ出る"明るく楽しいハートフルストーリー"みたいのをイメージしてたら意外と重かった。
後半は話が急展開するし、どうなるのかと思ったら、結構放ったらかしのままで突き放された感じ。
でも寺
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.5

人生ってこんなもんだよなぁ。
真面目ぶって難しい話ししてても男は可愛い女の子に目が行ってしまうし、ほんのチョット気を許せば足元すくわれるし、面倒臭がればいつまでも後悔の念が消えないし、意を決したらすで
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

イタリアの片田舎の美しい風景の中で、こんなに美しく息苦しく、純粋でじれったくて、悲しくも幸せな物語が繰り広げられようとは思いもしなかった。

静かな風の通りゆく中、自転車のサドルから伸びる長い脚を窮屈
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.9

『上の句』『下の句』がとても良かった。出演者が皆みずみずしくて、物語も定石を外さず、キッチリと盛り上げてくれた。なにより「百人一首」というカルタのルールを丁寧に教えてくれたし、おかげでワタシもカルタで>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

3.8

鹿のツガイ。
息遣いの聞こえてくるような生々しさ。そっけなくも優しさに満ちた二頭の距離。
いやこれはスゴイ。

しかもそれが夢の話で、身も知らぬ男女が夢の中で鹿になって交流しているという。
益々スゴイ
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アルビノの木(2016年製作の映画)

3.6

美しい自然、美しい映像。光に対するこだわりが随所に感じられる、どこに出しても恥ずかしくない映像作品。

でも、です。

いいロケーションを見つけた時点で良い画を切り取る権利を得たようなもので、それを上
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花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

4.7

日本に巨匠と呼ぶにふさわしい映画監督などとっくの昔にいなくなってしまったとばかり思っていた。

一見、小手先のマジックに見えてしまうフィルムの継ぎ接ぎと、青少年向けの気恥ずかしいストーリーと、アタリを
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.8

今は昔、品川区大井町駅近くに「大井武蔵野館」といふ名画座ありけり。駅を降りて線路をはさみ競馬場とは反対方向に狭い路地をてくてく歩いていくと、年老いた洋館のような建物がひっそり佇んでいた。記憶は美化して>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.9

「なんか、アタマを空っぽにして映画を観たい...。」そう思って『レディ・プレイヤー1』とコレをハシゴしてみた。
『レディ〜』は睡眠不足から半分以上寝てたが、コッチはギンギン。おかげでアタマがスッキリし
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.4

半分くらい寝てたので感想もクソもない。それが作品のせいではなく、日頃の睡眠不足にその原因があることだけは確かなので、あえてスコアも付けない。
ただ、見てない部分を回収したいとも全く思わないのも確かであ
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.8

ミヒャエル・ハネケ監督作品というのでちょっと心のヒモを固くして行ったのだが、かなりやんわりとした出来で少し肩透かしを喰らった気分。

『ピアニスト』のようなエグく突き刺さる表現はなかった。
実におだや
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野のなななのか(2014年製作の映画)

4.5

本当に立派な作品だと思います。大林監督、ありがとうございました。

「戦争三部作」の2作目。前作『この空の花 長岡花火物語』があまりに素晴らしかったので、『花筐 HANAGATAMI』を楽しみにしてい
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犬猿(2017年製作の映画)

4.3

怪しい商売で一山当てた兄(新井浩文)が弟(窪田正孝)に、日頃のお礼にと高級車をプレゼントする。しかし弟は「いらない」と渡された鍵を放り投げて返す。
良かれと思ってしたことが通じなかった兄の、怒りと失望
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素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

キャスティングは全てドンピシャ。

刑事役の松重豊との絡みをもっと見たかった。
峯田和伸はまたまたおいしい役で登場。
アラーキーの菊地成孔も母役の尾野真千子もダッチワイフ職人の嶋田久作も、とても良かっ
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