オレンチ

グリーン・ホーネットのオレンチのレビュー・感想・評価

グリーン・ホーネット(2010年製作の映画)
3.0
ラジオドラマ、テレビドラマで人気を博した、等身大の元祖富豪ヒーロー!
富豪なのに等身大!?
富豪のヒーローといえば、『アイアンマン』や『バットマン』。
ただ彼らの資産は完全に規格外!数兆ドルって夢のまたその先だ!笑
それに比べるとまだ現実味があるのがグリーン・ホーネット。
海外ではなかなか人気だったようで、過去にテレビドラマで『バットマン』と共演も果たしている。

大金がつぎ込まれた改造クラッシックカー、『ブラック・ビューティー』のフォルムと装備はなかなか熱い!

しかし肝心のアクションの方はあまりイケてない印象だった。
たしか3Dが流行り出したくらいの作品で、モロに3Dを意識したシーンが目白押し。
正直ああいう飛び出るアクションは好きじゃない。
武術の天才、カトーの動体視力により時が止まる戦闘シーンの演出も、いい感じにスローが使われていてカッコイイはずなのに何故だかカッコ良くない。
無駄に3Dを意識したのか、撮る角度が悪いのか。あと一歩で物凄くいいアクションになるのになという印象だった。
とわ言え完全にダメなわけじゃないのでそこそこのアクションとしては観れるかな。

冒頭で述べたように、テレビドラマのリメイクで、過去にカトーを演じたのはなんとあのブルース・リー!
まだ売れてない時代だったようで、本作公開日も、あまり話題にならなかったな。

その他キャストはなかなか豪華なもので、ブリッド・リードakaグリーン・ホーネットにセス・ローゲン。
その父親にトム・ウィルキンソン。
ブリッド・リードの秘書にキャメロン・ディアス。
ヴィランには某悪の秘密結社のNo1.クリストフ・スタヴロ・ヴァルツ氏。
落ちぶれたエドワード・ファーロングが久々に観れる。
また、カメオ出演にジェームズ・フランコ!ほんとセス・ローゲンと仲良いな!笑

これだけの面々が揃っているのに特筆したいシーンがあまりなかった。
強いて言うのなら、キャメロン・ディアスが空気すぎる!
ポスターのど真ん中を飾りながら、中身の無さ出番の少なさは結構ひどい。

あー暇だなーと、あまり頭を使いたくない時に観るのがオススメかな。