Narmy

エターナル・サンシャインのNarmyのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
3.5
「不愉快極まりない祝日」であるバレンタインデー。
その日ジョエルは寝覚めが悪く、停めていた車には傷がつけられていて、最悪なほどにテンションが下がる。
仕事へ向かう電車を待つ間さらにどんどん気持ちは落ち、衝動的に別の電車に飛び乗ってしまう、、

最悪だと思っていた日が最高の日に!?
ジョエルはこの日、奇抜な容姿の魅力的な女性クレメンタインに出会う。
運命的な出会いに普通の恋愛ストーリーかと思っていたら段々ややこしい展開に、、

全体としては、練られたストーリーは面白いし、ややこしい時間軸の交差の割にはこんがらがることなくうまく自然に繋がっている。
そして何より記憶の描き方が秀逸。

嫌なことがあるとその事を記憶の中から消してしまいたいと衝動的に思うことはあるのかもしれない。
でも知らなければ幸せなことは確かにあるとは思うんだけど、初めから知らないのと知っていて失くすのとは全然違う。
その記憶の数々が今の自分をつくりあげているのだから、なくなってしまうともう自分ではなくなってしまいそう、、

考えれば考えるほど人の記憶の不思議さに引き込まれていきそうにはなるけど、ストーリーとしてはシリアスなとこもコメディっぽいとこもあり、いろんな方向からの恋愛アプローチもありでラストまで楽しめた♪
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