晴海通り

酔いどれ天使の晴海通りのレビュー・感想・評価

酔いどれ天使(1948年製作の映画)
3.8
セリフが…聞き取れない…(笑)

朝ドラ『ブギウギ』のモデル笠置シヅ子の歌唱シーンがあると知り、前から気になってたので鑑賞。これが戦後3年で撮られたということに驚く。当たり前だがみな戦争経験者なのだな。二度と戻ってはいけない、そして再現もできない時代。黒澤はこれをカラーで撮りたいと思っただろうか?

クライマックスは確かに歌舞伎の『女殺油地獄』だ。これにクラシックを合わせるモダンさ。タイトルの『酔いどれ天使』は医者役の志村喬を指しているはずだが、でも白いペンキまみれで絶命する三船のことも同時に指していたのかもしれない。

女学生役の久我美子がすでに美しい。しかし志村喬はいくつ物を投げたんだろう?(笑)
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