お正月、テレビのバラエティはスカスカだけどやることもないなという時に鑑賞。ぴったりでした（笑）
いやでもジェレミー・アイアンズの顔出しナビゲートも良く、何よりスペインの歴史を具に記録してきた絵画たちを散々眺めた後に映る現代の訪問者たちの顔がね、絵画の中にいたような気がしてならなくなるんです。時代は過ぎても大きく変わることのない人類の営み。それぞれが恋をし、敗れ、救いを求め、欺き、愚かな争いを経て、脈々と続く歴史の中に私たちは生きていることを痛感しました。その大きさ・小ささに涙が出ました。
優れた美術品の普遍性を感じる時間でした。
