ウディ・アレン待ってた民で7割がた埋まった劇場。そりゃそうだ、本作は2020年に公開されてたのだから。4年待ちましたよ。
あらすじも設定もいつもながら既視感たっぷり(笑)でもね、これはあの騒動で全てを失ったかに思えたウディの復活第1作だと思えば感慨深さもひとしお。ゴダールもトリュフォーもオーソン・ウェルズも知ってるもん!という気概をたっぷり感じました。相変わらずロケをした街にラブレターを送るような美しい映像を撮る人です。
今回の主役のおじいちゃん、見たことあるな?と思ったら『ラジオ・デイズ』の“指輪の騎士”ですね。
やはり「ハリウッドは大嫌い」とのこと。それでいいよと思いつつ、まだまだ精力的に映画を撮って欲しいと思います。