トランスマスター

デッドマン・ウォーキングのトランスマスターのレビュー・感想・評価

デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)
3.0
♯72 タイトルの意味は
「死刑囚がいくぞ」という看守の号令

舞台はニュー・オリンズ。
主人公は黒人居住区の希望の家で働くシスター・ヘレン。
森の中でカップルの女性をレイブして2人を殺害した死刑囚マシューから手紙を受け取る。彼と接見する事になったヘレンは、マシューに心惹かれていく。ヘレンは特赦を得ようと弁護士の協力を仰ぐが嘆願は却下され、残るは州知事への直訴だけとなった。彼女はマシューの心理カウンセラーとして最後まで寄り添う事になり彼が神の前で自分の罪を悔い改め魂が救われる事を願うのだった。

◆良い点/注目ポイント
・ショーン・ペンの悟り切った表情と演技が格別です。
・薬物投与による死刑執行シーンは、映画ではないとなかなか見れない貴重な映像です。

◆改善点
・実話ベースなので物語に大きな転換点がありませんでした。ベルトコンベアーに乗った荷物のように淡々と進みます。

◆総括
・撮影当時パートナー同士の
脚本・監督ティム・ロビンスと
主演のスーザン…サランドンの2人の関係は、伊丹十三監督夫妻を思い出しました。

リベラル寄りな映画です。

-2023年72本目-