井口陵

プライドと偏見の井口陵のネタバレレビュー・内容・結末

プライドと偏見(2005年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 18世紀は教養と身分に対する意識が高かったんだなって感じた。エリザベスの姉妹がするみっともないマウントにマウントを重ねるやりとりを見ていて恥ずかしくなってくる。ただ、主人公のエリザベスがする掛け合いはなんかお上品。言葉選びと態度と装いがそう感じる気がする。エリザベスを演じるキーラナイトレイは本当に綺麗。
 コリンズ卿が等身大より大きく見せようとする姿がなんか子供の頃の自分のようで恥ずかしくなってくる。みんなが集まってる武道会で花占いなんてするなよ・・・。人の気持ちに耳傾けろよ・・・。エリザベスがドレス姿でコリンズ卿から全力ダッシュして逃げるのめちゃくちゃ笑う。
 シャーロットの言った恋に夢を見られない人もいる、快適な家と安心が手に入るんだからありがたいとおもわなきゃ。両親の重荷になっていたなんて気持ちは悲しすぎる。
 見下してくる上流階級の人に恐れず、物を言うエリザベスって本当に尊敬する。
 好きになったエリザベスに会いにくるダーシー卿は本当に微笑ましい。身を焦がすほどに愛してるとかいうセリフえぐいて。ダーシー卿がウィッカムにけしかけたのは当然の理由だった。言うに言えない場面ってたくさんたくさんある。ダーシー卿にもエリザベスにも同情する。
 終盤を見て思ったのは分かり合えた時ってやっぱり一番嬉しいよね。
 
 
 
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