よし

プライドと偏見のよしのレビュー・感想・評価

プライドと偏見(2005年製作の映画)
3.5
平成の大傑作恋愛小説『傲慢と善良』(辻村深月著)がとても良かったのでタイトルのオマージュ元かつ作中でも言及された『高慢と偏見』を観るに至る。タイトル違うからなかなか見つけられんの。
原作は1813年刊行。元号何??

農家の娘、5人姉妹のかしましさが微笑ましい。布団に潜っておしゃべり。ワンピースに泥だらけのブーツ。舞踏会で踊り明かして朝帰り。舞踏会って今でいうクラブみたいなもんやったんかな。文化的ダンス。愉しげ。それにしても序盤のダーシーちょっと怖すぎんか??視線がじっとりし過ぎちゃうかな??

恋愛小説でありながら婚活小説でもあるとのこと。確かにね。家柄、身分の差が歴然とあった当時の、選ぶ男、選ばれる女、的なスタンスとかいろいろ。
ちょっと誰なのかいまいちピンときてないおじさんが言ってた言葉。「資産家なのは彼のせいじゃない」。
そうだね。資産家なのも、庶民なのも、男なのも女なのも、本人のせいじゃない。その人が何をしてきたのかを知りたいのならもっと見渡さなければ。見透さなければ。

ちょっと意地悪そうな美人のキーラ・ナイトレイがお美しいですが、特に印象的な台詞もなくいっつもにこにこ楽しそうなキティが僕は好き。僕のキティ。多部未華子に似てる。あと兵隊さんたちの服もとてもかわいい。おお、古き良きイギリスよ。
よし

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