じぇいらふ

マッチ工場の少女のじぇいらふのレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
4.0
現代アートハウス入門2にて、久々に鑑賞。昔観た時より楽しめた👍👍👍👍
今観ると、ストーリーはわかりやすく単純で、語り方もアキ・カウリスマキ的な無表情ほとんど無言ではあるものの、そんな混乱させるような場面はなくて結構正攻法だった。唯一時間止まる様な植物園のシーンがよかった✨🌼

音楽♪が結構印象的で、いちいち場面の主人公の心情、状況を代弁するような歌詞の曲が多いけど、
曲調がなんだか日本の歌謡曲っぽくて、とてもユーモラスに聞こえる。1990年の作品だけども演歌っぽい😆笑。そういう狙いかな❓

モテない平凡な工場勤務の女性が闇堕ちするお話。主役のカティ・オウティネンってここではブサイク設定だけど、綺麗な服着てワンレン(懐い🤣)で決めると綺麗だよね。

ゲストトークが、監督『あのこは貴族』岨手由貴子さんと、映像作家脚本『ドライブ・マイカー』大江崇允さんという豪華な顔ぶれ。
岨手さんのアキ・カウリスマキはみんな真似したくなるけど必ず失敗する危険な謎作家として、大江さんの映画が得意な事だけやる作家として、それぞれの分析よかったです。
最近カウリスマキご無沙汰なので、また見てみようと思いましたね🎞✨