シミステツ

マッチ工場の少女のシミステツのレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
3.6
労働者階級の葛藤を描くアキ・カウリスマキの真骨頂。わずかな稼ぎで親を養いながら、自己実現もしたいわけで。親には殴られて男にも裏切られるとくる。
「これっぽっちも愛してない」という言葉はキツイ。イリスの母が桃井かおりに似てる。男も親も毒を持って殺すという。葛藤とこうするしかないという意志が表情から垣間見え凄い演技だった。