さりさり

マッチ工場の少女のさりさりのレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
3.2
ずっと観たくて、やっと観た。
一番面白かったのは、冒頭のマッチが作られて行く工程。
ああいうシーンなら、きっと1時間でも観てられる。笑

初めてのアキ・カウリスマキ作品。
ん~~…って感じ。
妙に惹かれる雰囲気はあったけど、ストーリー的にはあまり好きではなかった。

酒場で出会った男に裏切られて…ってあらすじに書いてあったけど、これ別に裏切ったとか裏切られたとかいう次元の問題じゃない。
男にしてみれば、ただのお遊び。
たった一夜の行為だけで本気になる女の方が怖い。
女の方も悪いと思うし、無防備すぎる。
頭の中が「純粋な少女」だったってことか。
それを考えると、純粋って怖い。
その純粋さが恐ろしい凶器にもなる。

母親も義父も嫌な人間だった。
観てて気分悪くなったから、スコアは低目に付けちゃったけど、もうちょっと他のアキ・カウリスマキ作品を観てみたいとは思った。
他の作品もこんな感じなのかな。
とりあえず、興味はあります。
さりさり

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