イチロヲ

ホテルヒメ 火照る姫のイチロヲのレビュー・感想・評価

ホテルヒメ 火照る姫(1983年製作の映画)
4.5
夫婦スワッピング専門誌の編集マン(添田聡司)が、セックス恐怖症に陥っている若妻(風祭ゆき)に遭遇する。オールスター総出演の夫婦交換劇を描いている、日活ロマンポルノ。富島健夫原作。タイトルは「ホテルヒメ」と読む。

「夫は妻を束縛してはいけない。他の男たちで共有すべきである」というスワッピング論を主軸にしつつ、「パートナーを他人に預けることにより、その嫉妬心を原動力にする」という性衝動を描いている作品。

三崎奈美&鶴岡修、朝比奈順子&宇南山宏、風祭ゆき&添田聡司、吉沢由起&谷本一が、それぞれの物語を展開させながら、パーティ会場に集結。女優陣では、スワッピング行為に初参加する三崎奈美と、アルコールで変身する風祭ゆきがインパクト大。

艶笑コメディのスタイルに終始一貫しており、俳優諸氏のアンサンブルがとても心地良い。日活ロマンポルノの常連俳優が一堂に会したときのカタルシスが、すべてと言っても過言ではない。
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