主人公ドカベンこと山田太郎が明訓高校野球部に入るまでを描いた痛快青春スポーツ映画。
若いころテレビで毎週欠かさず見ていた野球好きにとってはとても楽しいアニメである。
アニメを実写化した番組は「仮面の忍者赤影」や「仮面ライダー」なども大好き。
さて、本編を鑑賞するのは初めてである。CGがなかった時代にアニメのイメージを特撮で表現するのはなかなか難しいもの。ましてや登場人物の特異なキャラクターを演じる役者さんもたいへんだ。
あまり高望みはしなかったけれど笑いあり人情あり緊張感ある闘いがあったり、物語としては最後まで見入ってしまう作品じゃないかしらね。
どちらかと言えばドカベン役の橋本三智広より岩鬼正美を演じた高品正広の方が存在感はある。
高身長で制服の中に赤いセーターを着て口に葉っぱを咥えながら関西弁を喋る独特の姿はアニメそのもの。青田赤道の役も似合いそう笑。
拓ボンの殿馬はミスキャストかな。ていうかキャラが似合う俳優さんがいないづら笑。
原作者の水島新司先生が特別出演して"酔いどれノック"を披露。本当に心の底から野球好きなんだなと思わせる場面だった。
監督は「緋牡丹博徒シリーズ」「女必殺拳シリーズ」「トラック野郎シリーズ」など数多くの東映娯楽作品を手がけた鈴木則文。菅原文太主演「木枯らし紋次郎」のポスターをしれっと映す遊び心がある笑。
「ドカベン」(1977）予告編 🍱🌱
https://youtu.be/eMnNqZ4YVbo
