こしあん

サンゲリアのこしあんのレビュー・感想・評価

サンゲリア(1979年製作の映画)
3.6
子どもの頃に観た気がするけど、タイトル以外まったく覚えておらず…たとえばオサレなお店でサングリアを飲むたびに、『サンゲリア?』と頭の片隅をよぎる程度で😅
なんか、この当時のホラー映画って似たようなタイトルいっぱいありますよね。
ってか『サンゲリア』って何じゃい!

映像が古すぎて画面が小さかったり、前半はだいぶもたもたしていてちょっと退屈で、寝落ちしながら何日かに分けて観てたら、元号をまたいでしまったよ。

後半、南の島に着いてから、ググッと面白くなりました!
おっぱい丸出しで水中に入ってサメに襲われたり、サメとゾンビが格闘したり、なんかもうめちゃくちゃ😅

眼球に木片が刺さるシーンは本当にスゴイ😱
あれ全部見せるって、なかなかない!

あと、音楽が絶妙に古くさいんだけど、映像にぴったりハマってて、すごくいい!
森の中で聞こえるブードゥー教の太鼓の音も、不穏な気持ちになります。

土の中からゆっくりゆっくりゾンビが出てくるところがたまらない。またこのゾンビたち、ウジとかミミズとかがわいてて、ぞわぞわしちゃう。
本家『ゾンビ』と比べて、腐乱が進んでいる感じで、全体的に見た目が不快🤣
棺じゃなくて、直接、土に埋められてるから、「たった今、土の中から蘇ってまいりました!」という生々しさがありますね。

診療所で、頭まですっぽり全身シーツにくるまれたミイラみたいな死体が、ゆっくりゆっくり起き上がるのも好き。『20世紀少年』のともだちみたいな不気味さ。

やっぱり、のろのろゾンビは良いですねぇ。

いろいろと雑な部分はあるけれど、ゴア描写がっつりで、ラストシーンの絶望感も好きです。
こしあん

こしあん