映画は面白いよね

ウォー・ゲームの映画は面白いよねのネタバレレビュー・内容・結末

ウォー・ゲーム(1983年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

傑作です。

1983年に製作された作品ですが、現在でも通用する、いやむしろ
現在こそ映画の内容は警鐘となると思います。

冒頭の訓練シーンで核ミサイル発射を戸惑う軍人から
ヒューマンエラーについて。

では、工程で人間を排除しコンピュータに一任したら・・・
管理している人工知能が暴走して。
全部コンピュータに任せたら人間が介入できなくて大変に
なったと。

人工知能の暴走で核戦争勃発の内容に目が行きがちですが、
前半シーンの学校のネットワークへアクセスしての成績改竄。
学校側のパスワード保管の甘さ。

まさに、お手本のようなIT業界で発生する可能性の問題について
映像で分かりやすく、過程と結果が表現されています。


また、映画自体の構成や演出も見事です。
基本的に、見事に伏線と結果で無理のない展開になっています。
※医務室から脱走するシーンや公衆電話での電話のギミックは
 ご都合主義すぎる気がします(本当にこんな方法が有効か
 わからない&この時代ではできた?)
 電話番号で総当たりでハッキングする方法は昔ありました。


ただ、コンピュータの興味有無によってかなり評価が分かれる
作品で、見る人によってかなり評価に幅があると思います。