映画は面白いよね

モンスターハンターの映画は面白いよねのネタバレレビュー・内容・結末

モンスターハンター(2019年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

なぜこの脚本でカプコンはOKを出したか理解に苦しむ。

そして致命的なのが、シーンごとの辻褄。
世界設定やキャラクターを掘り下げておらず、そのため、シーンごとに意味はなく「よくあるパターン」や「見栄えのいいシーン」を繋げたような構成なため、助けてようとしているシーンを入れたと思ったら、意味も分からず捕まえようとしたり争ったりと支離滅裂。

監督のポール・W・S・アンダーソンは 2012年から構想を考えていたそうですが、この人、モンハンやったことないか好きじゃないんじゃないのかと思いました。

変に監督や脚本独自の解釈(構想)なんて不要で、普通に以下のような感じを映画化すればいいのに。

①新人ハンターがクルルヤックとか最初の登竜門的なモンスターの狩猟で苦戦している時に主人公にするベテランハンターが助ける
②拠点にする村へ移動し、今後、ともに活動するメンバーとイベントを起こす(喧嘩などで認め合うシーンを入れる)
③後半登場の大物(リオレウスとか)が村々を襲うシーン
④村々の生き残りが拠点の村へ大物の討伐依頼をする
⑤主人公と仲間で討伐依頼を受け、準備(装備やワナの準備、情報収集など)
⑥大物の狩猟
⑦エンディング(狩猟した大物の搬送、装備の更新、宴会シーンなど)

とりあえず、「モンハン」としないで視聴すれば、「異世界転移して巨大生物と戦う映画」として見れなくはないです。
しかし、これ「モンスターハンター」の映画なのでそれじゃダメで、「モンハン」を知らない人に間違ったイメージを与える失敗作だと感じました。