このレビューはネタバレを含みます
同門の二人のマジシャンはある事件からお互いのマジックを
邪魔し合う話です。
二人のマジシャンを演じるのはヒュー・ジャックマン(アン
ジャー)とクリスチャン・ベール(ボーデン)。
お互いに瞬間移動のマジックを披露するが、ボーデンのタネ
は納得できたが、アンジャーのタネは作品中ではよく分から
なかったけど、印象はよかったです。
(この時点で評価は4くらいありました)
アンジャーのタネが気になったのでネットで調べたところ、
映画の内容すべてがどうでもよくなるほどの衝撃でした。
おいおいおい、それをタネにしたら色々破綻するだろ。
衝撃というのは驚きではなく、白けました・・・
それを誰が作ったとか、そもそも、それはマジックとかの
レベルじゃなくて、大ごとだぜ?って、世界観が崩壊しま
した。
アンジャーのマジックのタネが分かり、冷静に考えると
色々と矛盾が見え、ツッコミどころ満載。
ガラス張りの水槽、100回=100体、公演後に雇われ
た人たちに運ばれる。えっ見られているよね?
最後に自分がどっちかわからないと言ってますが、明確
じゃない?
そしてあまりにも機械的にマジックを行うことの不自然さ。
マジックを行えばどうなるか分かっているんだから、普通、
嫌だよね。コピーで同一人物じゃないんだから。
などなど、余りにもずさんな演出とトリックですね。
できれば、ボーデンのタネと同様に困難な条件でも再現
可能にしてくれれば、驚愕と納得で高評価だったのに。
映画(作り物)だからこそ、説得力は大事だと思いました。