このレビューはネタバレを含みます
園監督の園の食卓
2012年4月20日 15時56分レビュー。
2005年R15指定。日本映画プロフェッショナル大賞ベスト10。アルゴピクチャーズ配給。原作、脚本、監督、園子温。
今、日本映画で一番刺激的な映画監督
園子温監督。そんな園子温監督の未見シリーズ見てみる。
「紀子の食卓」全くノーマーク作品。園監督のフィルモグラフィーを調べて、たどって、探して、借りた本作。ジュネオンDVDで鑑賞です。
園監督の「家族」ですよね。その家族偽善なり的偽善をおおっぴらにする。家族的虚構関係、不可解物語という感じ。
どうやら前作「自殺サークル」(未見)と連動、連作している感じだったんですね。鑑賞後気づく。
主役はウブで田舎から出たい女子高生に吹石一恵。極力フッキーの品位を消し、可愛さを封じたルックス。
妹は、本作デビューの
吉高由里子さん。本作、正直彼女だけ必見と言っても過言ではない素晴らしさ。皆様必見です。
父、光石研。
新聞記者の寂しい父、光石さんも「ヒミズ」の前に園監督、男の叫び本作できかせております。ラスト付近、何気に必見!
仲の良さそうなソノ家族に紀子からのメッセージ。それは家族の崩壊か?
紀子の食卓にはいったい何が思われ?
どんな思いが詰まっているのか?
園監督のドトーの台詞洪水、凄いモノローグだらけです。
若干うざい、しつこい、これでもかといわんばかり。
本当にずーっと台詞がメガ盛りに耳に響いてきます。この台詞増な感じ、この家族の感じは、のちの「愛のむき出し」につながってくるのかなと思いました。
秀抜な女子高生のネットをめぐる影の女子高生のインサート映像が綺麗でしたね。素晴らしく寂しい脳内イメージカッツ!
さて
ソノ家族異常なり!
紀子の食卓
園家族異常なり!
園家族、危機的家族ゲームあり
園の食卓囲んでみませんか?
園ファン、吉高ファン必見です!