オリオンの息子

荒鷲の要塞のオリオンの息子のレビュー・感想・評価

荒鷲の要塞(1968年製作の映画)
2.9
CSにて鑑賞。
この手の戦争・冒険アクション作は殆ど見たはずなのに、この作品は記憶にない理由がわかった。
本作は、当時『女王陛下のユリシーズ号』で躍り出たアリステア・マクリーンがその後『ナバロンの要塞』の映画化で大ヒットさせた勢いで、今度はマクリーン自身が脚本を書き、映画化した作品で、役者も一流揃いの豪華作品である。
ただ、残念なことにマクリーンはこの頃既に低迷期に入っており、出すごとに小説も不評であった時代だった。
当然この脚本も面白くなく、本作はマクリーン得意のストーリーも冴えず、やたらアクションシーンでごまかしただけに終わったと記憶している。
しかし、最近はこの手のワクワクさせてくれる冒険作品が少なくなったことに失望するとともに、やはり面白くないものはやっぱり面白くないことに気づかされた。