「パリ13区」「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマの初監督作品がアマプラのオススメに出てきたのでちょっとばかり期待して見てみた。
少女が背伸びして大人になろうとする微妙な過程を描く訳だが、いかんせん自分にはその経験がないので共感は難しい。娘がいればまた違っていたのかもしれないが、そういう訳でもなく。
少女が異性との関係を意識して急にオシャレして態度が変わったり、年上の女性に憧れて嫉妬したり、容姿ではなくて内面の自分を理解して欲しいと願ったり、結局誰も自分を分かっていないと落ち込んだり、それでも普段の仲間が居心地いいと考え直したり、さまざまな心情の変化は理解できた。
ただ、思い入れることもあまりなく、高揚感を引き立てるような音楽の挿入もほぼ無いのでやはり入り込めず、評価は低めになってしまった。
今の自分にはマッチしなかった。