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活きるのyoko45のネタバレレビュー・内容・結末

活きる(1994年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

 舞台、1940~1960年代の中国。
 主演、葛優(グォ・ヨウ)と鞏俐(コン・リー)が夫婦役。
 奇をてらうようなところ無く好感、すーっと作品の世界に入って気がついたら2時間経過、久々に時間の長い短いを感じませんでした。
 人生、何が起こるか分かりません。自身の行いが招く幸不幸があれば、時代の流れに逆らえず降ってくる幸不幸もあるし。
 楽しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、苦しいこと、泣いて笑ってケンカする、あきらめる、達観する。
 葛優(グォ・ヨウ)、賭博で家を失うダメな夫から、すべてを悟ったような老人への変わり様、名演技です。

(メモ)
 影絵芝居をする夫の顔を「得意げに歌う」と言い表す妻。
 総動員で鉄の供出、失敗の始まり。
 
(メモ2)
夫は地主の息子で不自由ないが賭博でいち文無し→家を失い父は激昂死→妻は実家へ→夫は母と貧しい暮らしへ→賭博をやめた夫のもとに妻帰る→影絵芝居の巡業を始める→突然国民党軍につかまり働かされる→国民党軍撤退から取り残され共産党軍につかまるが、大砲を引き、影絵芝居で兵を和ませ、やがて解放→家族と再開、母は逝去、娘は高熱の後遺症で言葉を失っていた→かつて賭博で自分を負かし家を奪った男が裕福な反動とみなされ銃殺→もし昔の暮らしのままなら、労働者階級になっていなければ銃殺されていたのは…妻と胸を撫でおろし、共産党軍からもらっていた感謝状を壁にはる。
↑このあらすじ、序の口。ここから先がまた予想できない展開。
 
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