Habby中野

狂った一頁のHabby中野のレビュー・感想・評価

狂った一頁(1926年製作の映画)
4.4
初めて映画でスピった。なんやねんこれは。
映像の掻き回し、音楽のサイケ感、大正末尾のアヴァンギャルド、昭和のニューウェーブだ。この時代に映像でここまで感覚的に人の内面を描こうとした奴らがいたとは。川端記念館に手を合わせに行こう。
大正15/昭和元年と言えばQ作がドグラマグラを本格的に書き始めた時期ですが、もうすでに映像で、ここまでのものが作られていたという事実はもっと注目されるべきでは!パソコンもシンセもない時代、平静ではいられない画面のドス黒さと、物凄いグルーヴの、どこから来るのか理解できない音の嵐。完全にやられてしまいました。話は全然わからんかったですケド。

追記
音は後付け?みたいですが、いつつけられたのやろうか。物凄く良かったです。
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