このレビューはネタバレを含みます
ジャッキーインUSA、コンビ二にて
1995年、主演ジャッキーチェン。監督スタンリートン。
世界のアクションスター、ジャッキーチェン。ジャッキーの本格的アメリカ進出作品、「レッドブロンクス」
その前にジャッキー腕相撲映画「バトルクリークブロー」や同じくアメリカ人が出演してる監督「プロテクター」などアメリカを意識した作品がありましたが、イマイチ。
そこでスタッフ、キャスト一新しつつ、ジャッキー流のアメリカアクション映画を製作したのが、本作。
今までジャッキーアメリカ作品全く未見だったので、初鑑賞となりました。
さながら
ジャッキーチェンインレッドブロンクス
ジャッキーチェンのスーパーマーケット
てな感じでしょうか。前半は、いつものコメディシーンとドラマ部分。後半、今度は規模が度はずれた、ホバークラフト、水面アクションのスタントアクションシーンとちょっとカンフーシーン、ちょっと道具で格闘シーンという感じでした。
前半は、アニタムイとのコメディ前ふりパート。
店がボロボロになってジャッキーとアニタムイが、ずぶ濡れになって喧嘩するシーンは、ジャッキーの私生活感、ジャッキーの女性感にも見えます。よく出ます。
「ポリスストーリー」のジャッキーとマギーチャンの関係性に似ています。
ジャッキーと恋仲になると
痛い目にあい、
酷い目にあい、
お互いのの知り合い、
ずぶ濡れになったり、
バイクからずり落ちたりしてしまうんですね(「ポリスストーリー」より)。女性と揉めるシーン。ジャッキーは、女性とも格闘するんです、精神的に!
あと店破壊後の姿、造形もバスターキートンの家がぶっ壊れる映画に似ています。あのガールフレンドとは仲むつかましくチュチュしてましたがね、、、。
ジャッキー映画の恋愛パートでございますね。これも恒例となっています。
それに前半部分の黒人と結婚メッセージもジャッキーのお説教的部分も段々出てきます!
これは最近の「ライジングドラゴン」まで続いていきます。ジャッキーの声高なメッセージ性は段々大きくなりますね。ジャッキーも何かメッセージを発したいと言ってましたからね!アメリカ作品でも、、。
本作では、人種差別と恋愛というハードベターなメッセージであります。ちょっと恥ずかしいほど直球ですがね、、。
それにしても、ホバークラフトのシーンは、凄い!
前半の店のくだりを全てぶっ潰す ホバークラフトの疾走とカーアクション
まあ踏みつけられてますからね!必見です!
そしてジャッキーのジェットスキー履かずに、水面スキーをやる凄さ!必見必見! (ちょっと恐らく吹き替えスタント使ってましたかね。)
後半のアクションシーンは、完全にバスターキートンの乗りですね。
一人で走って逃げる
一人で走って、立ち向かう、倒す
というこの流れ。ジャッキーがひたすら走って、車乗って、飛び移る姿は、師匠キートンを意識してます。
ホバークラフトの倒し方も変わっていて良かったです。
小道具クンフーも、ピンボールを破壊してたんで、ちょっと悪意を感じましたが、狭い場所のカンフーファイトが見れます。
ラストのNGシーンも素晴らしい!また痛そうです。
ジャッキー本作で全米興業収入一位獲得したんですね!素晴らしい。
ジャッキー監督作品の「ポリスストーリー」「プロジェクトA」で 培ったアクションを
本作「レッドブロンクス」では、グンとアクションスタントよりで製作した感じに見えました。
カンフーがやっぱり少なかったですが、スタント山盛りみたいな。
ラストは完全に前半のマエフリと関係ない感じになっていきます。
さながらジャッキーインスーパーマーケットUSAてな感じです!
監督もスタンリートンなんで気心知った感じあったんでしょうかね?
さて
ジャッキーインスーパーマーケットUSA
ジャッキーインUSA、コンビ二にて。プラス、ラストは街中テンヤワンヤ破壊アクションで度肝を抜かれてください!
ぜひ!