Yukiko

西部戦線異状なしのYukikoのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
3.8
2021年1月9日
『西部戦線異状なし』  1930年制作
監督、ルイス・マイルストン。
製作、ユニバーサル・ピクチャーズ

第一次世界大戦の頃。
ドイツの学校。 
授業中に老教師が、懸命に愛国主義を唱える。
窓の外では兵士の大部隊が進軍している。
それらに感化され、生徒たちは我先にと入隊を志す。
18歳のポール(リュ―・エアーズ)は同級生たちと
一緒に志願し、猛訓練を施される。
そして、フランス軍と戦う西部戦線へと送られる。


行った先は、食べ物に事欠き、死と向かい合わせの毎日
だった。
生きるか死ぬか・・・・・・・死はすぐ傍にある・・・・・・
ポールの喪失感が伝わってくる。


第3回アカデミー賞最優秀作品賞受賞。


1930年製作の映画。戦争場面は結構多い。
この時代、このように戦争場面を描き、上映できたのは
アメリカ映画だったからかしら。

舞台はドイツだけど、ドイツ語ではなく英語に置き換え
られている。
それ以外の時代考証や衣装は徹底してドイツ軍を正確に伝えて
いるとある。

ドイツ軍の若者が被るとんがり帽子が面白い。

決して面白くないわけではないが、戦争映画と言えば、
『プラトーン』や『地獄の黙示録』などなど、これでもか!
というほどの悲惨でインパクトの強い映画を観ている為か、
少々眠気が・・・

観るたびに眠気に襲われ、観終わるのに3日間もかかって
しまった。

でも、名作だもの。一度は観てみたかった。

途中、映像が荒い場面あり。

このような反戦映画を作って上映して、大ヒットして、
それでも第2次世界大戦はあったのよね。

原作「西部戦線異状なし」は、第一次世界大戦の敗戦国ドイツ
出身のエーリヒ・マリア・レマルクが1929年に発表し、
世界的な大ベストセラーになった反戦小説。
戦争の過酷さをドイツ側から描く、アメリカ映画としては
異色の作品である。(この5行、Wikipediaより転記)
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