とびん

ノッティングヒルの恋人のとびんのネタバレレビュー・内容・結末

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

売れっ子の大女優と冴えない主人公が織りなすラブストーリー。

めちゃめちゃよかった。
ジュリアロバーツ勝手すぎだろと思っていたが、それに反比例して主人公の穏やかなキャラが際立っていた。
セリフもおしゃれで、見ていて飽きるところがなかった。
最後の記者会見のシーンは泣きそうになってしまった。
ラブロマンスで泣くことってないけど、なんだろう……自分もかなり気弱な性格だからか、主人公に対しての感情移入が没入がすごかった。
主人公、本当にかわいそうだよな……
舞い上がってヒロインの部屋に行ったら別の男がいて、キスをまざまざと見せられて、しかも勝手に泊まりに来た癖に怒って帰るし、最後には共演者に過去の男とかほざくし……。
正直ジュリアロバーツのキャラは好きじゃない。
何が本当かどうかわからないけど、共演者に陰口を叩いたのが一番許せなかった。
自分に対しての言葉って多少の偽りが含まれているかもしれないけど、陰口って純粋な悪感情から挽かれる言葉だと思う。そこには、真実味を帯びた負の言葉しか存在しない。
だから彼女の言葉は信じられない。エンディングロールを見た後の今でも。
だが、主人公は全力で応援したい。
傷だらけになってもこの人と添いたいと願うなら全力で応援するぞ!
それくらい好きな主人公だった。
演出に関してもほんっとうにおしゃれだった。
あの最初の椅子のロングカットはどうやって撮ったんだろう?
久々にこんなに感性が合う映画に出会った。
今度DVD買おう……
とびん

とびん