adele

8 Mileのadeleのネタバレレビュー・内容・結末

8 Mile(2002年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ラップの天才エミネムが、女性関係や家族関係、そして社会的地位にも悩み、生きる中、やはりラップと仲間たちが生きがいであった。しかし、ラップで成功できるのは一握りであり、その成功を虎視眈々と狙うが、なかなかその機会はさまざまな阻害要因もあり訪れず、堅実に自分の地位を受け入れて生活していくことへの決心を固めていく。
しかし、ある日のラップバトルの大会に、自分の中に溜まった鬱憤を吐き出すべく参加し、プロップスを一夜にして獲得した。
しかし、ラップでの成功はすでに諦めていたため、大会で優勝したにも関わらず、すぐに工場の仕事に戻っていくのであった。

この終わり方は、今や大成功を収め大きな知名度のあるエミネムを考慮すれば、最高の終わり方なのかもしれない。
一つの作品としてみれば、この終わり方は少しモヤモヤし、成功までのプロセスを少しでも取り入れた方がもっと万人受けはしたかもしれない。
しかし、それをしないこの映画の終わり方、いいかも。

あとは、エミネムの天才ぷりを見せつけるシーンがもうすこしだけ欲しかった。
入れすぎても、重いが、ラップしかも英語だから、ライミングや文化的背景などで上手いこと絡めてうまくいっててもわかりづらいため、エミネムの凄さをもう少しわかりやすくしてほしかった。(日本人やその他の国々の人向けに作ってるわけじゃないから仕方ないけど、もし現代で8mileが作られたら、やっぱりもっと世界でウケるようわかりやすくするのかな。)

でもわかりやすくしすぎると、作品が軽い感じになっちゃうんだろな。
作品に深みを出せないというか。
なんせ万人は皆違う文化や価値観を持ってるから、そこにら合わせようとしたら、アンパイな作品しか作れない。
シリアスな作品は、現代ではヒットしづらいのかもしれない。

あと黒人英語?の勉強にもなった。
かっこいい。全然聞き取れない。
adele

adele