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あの頃ペニー・レインとのrisaのレビュー・感想・評価

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)
3.7
 15歳でローリング・ストーンから記事執筆の依頼が舞い込むほどの天才児であった監督自身の実話をもとに制作された青春映画。

 実体験をもとにしているから、1970年代以降に燃え上がったロック・ブームの風潮やバンドとグルーピーたちとの関係性の描き方が、映画のためにやりすぎることなくナチュラル。その時代を生きていない自分にも違和感なく納得できた。

 主人公ウィリアムの初恋相手、ペニー・レインの独特な雰囲気は、妖精タイプの繊細な女性を、もともとウィリアムの姉役のはずだった人気者タイプのケイト・ハドソンが急遽演じる事になったと言う裏話がある。役柄と本人の要素が複雑に絡み合って、ハプニングにより意図せず新鮮な魅力が生まれたということだ。
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