お手本のようなセリフに、カット、脚本で分かりやすかった。なんか壮大な夢を見た気がする。
海外の人から見た日本のイメージが分かりやすくて、自分が当たり前に享受していた文化を、あれ、なんか変かも?って客観的に見ることができた。Lと Rの発音が下手すぎるのはもはやわざとだと思われてるんだって>>続きを読む
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アンガス・クラウドの音楽みたいな話し方が聞いていて心地よく、映画のアクセントになる俳優。ラジオとかしてくれたら一生聞く。もうそれが叶うことはないけど。
“ウィールが地面をつかみ、太陽が肌を焦>>続きを読む
荒れ果てた地をかける馬や拳銃、インディアンの登場などトラディショナルな西部劇のあり方を踏襲しながらも、とりとめのない粋なセリフや意外性をつくストーリーの展開にジム・ジャームッシュらしさが全開。重苦し>>続きを読む
雨の降るニューヨークの風景やロマンティックな音楽と、ウィットに富んだジョークの言い回しやコミカルでスピーディーな展開、という組み合わせが面白い。
ティモシー・シャラメ演じるギャッツビーが兄の家に訪れる>>続きを読む
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「不穏さ」「不安定な精神状態」「虚構と現実」、どんな感情や場面も緻密に表現され、ストーリーテリングが見事にこなされていた。
ストーリーが複雑で難解にも関わらず、観客にとってこれほど分かりやすい理由>>続きを読む
大人にこそ見てほしいディズニー映画!
ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、イカリ、ビビリ、シンパイ、ハズカシ、ダリィ、イイナーって、マイナスな感情多くない?って思ったけど、それがマイナスな感情って誰が決>>続きを読む
“スケートボードをやり始め、これに思いの外ハマってしまったのだが、一度もできたことのない技にトライしては、「昨日一人で滑ってるときはできたんやけどなあ」と、友達相手に見栄を張る毎日。”
(宇治田峻 >>続きを読む
今日はがんばらない気分でこれを見たから、いつもみたいに長文は綴らない!代わりにこの映画見て夏にやりたくなったことリスト書きます🏝️
☀︎ エッグベネディクト作る
☀︎ サイダー入れたグラスのフチに>>続きを読む
妖精の国の女王にふさわしいオーロラ演じるエル・ファニングの美しさはさることながら、その身を纏うドレスの造形やカラーリングも素晴らしい。
息を呑むような映像美に、飽きのこないテンポ感のストーリー展開>>続きを読む
エンドロールでの思わず笑いたくなる高揚感は、最高の映画体験をした合図。パワフルなテクノサウンドが鳴り響くごとに、映画への期待度が増し、それにまた答えてくれる。
ゼンデイヤの存在感とセンスあふれるサ>>続きを読む
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サム・メンデス『アメリカン・ビューティー』(1999)
この世界は表面上あまりにも物質的すぎる。
本当は美しいものであふれているはずなのに。
「これが人生か?ただの物だ」
これはいい雰囲気だった最>>続きを読む
アウシュヴィッツ収容所の隣で、幸せに暮らす所長ルドルフとその家族の穏やかな日常。しかし、建物か出てくる煙やユダヤ人を運ぶ列車の音、川に流れる灰など、収容所の存在感は絶えずそこにある。
アウシュヴィッ>>続きを読む
夢の中に入って潜在意識の中に潜り込み、他人のアイデアを盗み出す犯罪のスペシャリストであるレオナルド•ディカプリオ演じるコブが、愛する子供と会うためにインセプション(アイデアの埋め込み)の依頼を受ける>>続きを読む
この映画は、語らない。
鑑賞した後、考えざるを得ない。目を背けようとしても、向き合うことになる。
都会と田舎は、音が違う。東京から、この映画の舞台となる長野県・水挽町に向かうカットのつながりで>>続きを読む
15歳でローリング・ストーンから記事執筆の依頼が舞い込むほどの天才児であった監督自身の実話をもとに制作された青春映画。
実体験をもとにしているから、1970年代以降に燃え上がったロック・ブームの>>続きを読む
9100万ドルと大量のコカインが消えた密輸船爆発事件を、生存者のキントの回想によって綴られるクライム•ミステリー。
ケビン•スペイシーが演じるつかみどころのない男キントの演技が見事。プロットや演>>続きを読む
美しい宮廷の壁にかかるタペストリーや絵画、天井の見事な装飾などひとつひとつが、あらゆる工夫のもと美しく撮影されている。宮廷の広々とした内装を強調するような広角での撮影が目立った。(豪華絢爛な建物に対し>>続きを読む
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ジェイコブ・エロルディは『EUPHORIA』のネイトのイメージがあったから、嫌な予感してたけど人格ほぼ同じでDV男役ハマりすぎ。
ケイリー・スピーニーはメイクと服でガラッと雰囲気や年齢も違って見えた>>続きを読む
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思春期の少年少女たちの自意識。手の届かない理想、現実と妄想の混沌。叶わないことに全てを費やして夢中になる時間。少女たちは大人になるにつれて、少しずつなにかを喪失していく。そして失ったものは、二度と戻ら>>続きを読む
やりすぎな演出もなくて、ストーリーに必要な情報とそれぞれの登場人物のキャラクター性がスッと入ってきて見やすかった。
登場人物たちがとってもチャーミング。起承転結もしっかりしてるし、エンターテイメン>>続きを読む
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太平洋戦争中に母親を失った眞人が迷い込んだのは、これまでの理屈が通用しない別世界。そこでの冒険を描いた作品だ。この映画を論ずるには観点がありすぎるので、今回は作中で出てくる「積み木」についてのみ考える>>続きを読む
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ジャズは煙に似合う音楽だと思っていたけど、この映画では汗が似合う。煙草の先にくすぶる火ではなく、焚き火に燃え盛る炎から空気を伝わってくるような熱を感じる。
ジャズ特有のコード進行はやっぱりかっこいい>>続きを読む
茨城県下妻を舞台に描かれる、深田恭子演じるロリータの桃子とヤンキーのイチゴの友情を描いた青春コメディ。
馬鹿げていて軽薄だと芸術の評論家に揶揄されるロココ文化を崇拝する桃子の、ある意味深い発言が面白>>続きを読む
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ベラの成長の過程で軸となった要素について、論文にして3つの章に分けるとしたら、「性への探究心」「資本主義の敗北」「道徳の限界」かな。
インパクトのある肩の装飾が印象的な衣装も、異様なほど長い髪と理論を>>続きを読む
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BGMがないことで引き立つリアリティと緊張感。誇張しない演技と無駄のない編集で秀逸なストーリーを最大限に表現している。間宮の不自然なほどの無垢な少年らしい声色が彼の内面の残忍さを引き立てる。
間宮の記>>続きを読む
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山の静かな日々を描く。セリフが少なく同じ風景が何度も映る中、確実に毎日は変化している。
木がつくりだす光と影、その一瞬にしかない木漏れ日。カセットテープと古本、部屋>>続きを読む
増え続ける缶詰、賞味期限切れの恋。人間までもが代替可能な存在であるという切なさを感じる第一部。手持ちカメラの撮影であるにも関わらず手ブレを感じず、手持ちカメラの魅力である躍動感や自由度の高いカメラワ>>続きを読む
今が幸せじゃないって思ってずっと何かを求めてる人は一生滑稽なんだろうな。今が幸せだって知ってて、今とか周りにいる人を大事にした上で、向上心を持つべきやと思う。ゲアみたいなシンプルサイコパスは別として。>>続きを読む
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この映画は、移動の映画だと思った。冒険の中での距離だけでなく、人間関係も、時間に伴って自分の位置も相手の位置も変わっていく。
子供の頃って1日がものすごく長く感じた。子供たちは歩いて移動して、大人は車>>続きを読む
エルビス・プレスリーの出生地が舞台で、今回のテーマは「ロカビリー」。同じ土地で同じ列車を見て、同じラジオを聴く3組のワンナイト・オムニバス・ストーリー。
「ファー・フロム・ヨコハマ」の日本人カップル>>続きを読む
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“ダサい”って何なんかな。その定義は人によって違って、他者の目によってその定義が変わることがダサい?でも、「他者の目によって変わるもの」と自分の中で定義してるならダサくない?そもそも”ダサい”って悪>>続きを読む
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他人とか災害とか妊娠とか、自分では変えられないことが当たり前にある。ただ、それをどう受け止めるかは自分で決められる。
大事にしようって決めたときに死んでしまって、それはもっとはやく決めてたら後悔してな>>続きを読む