地味なギャング映画も悪くない。大げさ感がないのでウソくさくないしリアリティ感じる。
実在の人物を基にした映画だそうで。
敵対を大げさに描いたり、ボスと子分の縦の絆を強調しすぎたりしてる映画じゃない。それがつまらないと思う方もいるかもしれないが、私は手堅くてよかったと思う。
ギャングの上部も派手な服装や行動はせず、普通の人と同じように教会に行ったり、ダイナーで朝食をとりながら新聞を読み、その後仕事へ向かう、ということを毎日繰り返す。
典型的ギャングキャラのような派手なシャツやスーツを羽織る若手には「道化のような格好はよせ」と一喝する。
その辺、いかに警察に目をつけられず稼ぐかを心得ているのが感じ取れる。
刑事のリッチーもフランクという名前をターゲットに挙げるまではかなりの手間がかかっていた様子。
2人が絡んできてからは、これだけ待たされただけあってやはり見ごたえあった。なにせデンゼルワシントンとラッセルクロウだし。
意外と好きな映画。