ピンフまんがん

秋刀魚の味のピンフまんがんのレビュー・感想・評価

秋刀魚の味(1962年製作の映画)
4.3
名画と言われるだけのことはある。凄くいい映画だった。
出演者全員が、ほぼ台詞の「棒読み」! しかし全く不快感はなくむしろこれがクセになる。たぶん日本語の奥深さを出そうとしてこのような演出にしたのかなと思った。あと、カメラワークとかコマ割り、映像が独特で、単なるドラマではない、映画本来の良さを存分に味わうことが出来る。
あと、食事や酒盛りシーンや近所付き合いとか、みんな凄くマナーが良く、配膳や食べ方まで凄く考えて撮影していたのが分かるし、玄関から廊下の風景とかも印象深く、なにげない’’生活臭’’が凄く心地が良い。

世界の名画の中からたまたまこの映画を見た。で、これはどこの国の映画だと思ったら実は日本の映画だったのかよ!っていう感覚になりました。

仕事で人生に疲れている方などには、ぜひおススメしたい映画です。けっこう癒されます。