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秋刀魚の味のmajiziのレビュー・感想・評価

秋刀魚の味(1962年製作の映画)
4.0
小津安二郎の遺作。
娘を嫁に出すパパの哀愁。

とりあえず、娘のしまちゃんがめちゃくちゃ可愛い。エプロン姿なのにコルセットつけてるみたいにウエスト細い。

小津作品の全てが詰まってて、いつもの感じなんだけど、この時代の空気と言葉遣いや所作が丁寧で心地良い。

一番いいのは、ラストはもちろんとして、加東大介さんが楽しそうに軍艦マーチで歩くところ。まだ戦争が色濃く人々の心にあった時代。街中で海軍時代の上官に会うとか、そういうことたくさんあったんだろうな。

もし勝ってたらどうなってたと思います?
負けてよかったじゃないか。

バーのお姉さんの岸田今日子も良いんだよね〜敬礼ポーズしてくれるし。愛嬌たっぷり。

日常と非日常の繰り返しと、移り変わり。
人生の秋、ほろ苦い秋刀魚の味。
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